
JA秋田おばこ1万2,000人の生産者がつくる米の中から、機械による3回の測定(玄米時、精米後、炊飯後)に加え、2つの機関による実食審査を経て選び抜かれた、10人の匠がつくる最高のあきたこまち「おばこの匠」。豊かな水や肥沃な大地、寒暖の差の大きな気候で丁寧に育てられたこのお米が今、各所で評判を呼んでいる。ブランドづくりの背景にある思いや、生産者たちのモチベーションの変化などについて、立ち上げから深く携わっている2人に語ってもらった。
── 「おばこの匠」とはどのように関わられているのですか?
JA秋田おばこと住友商事で、あきたこまちの新しいブランドを作るにあたって、相談をいただいたところからお付き合いが始まりました。全国でお米の審査をしている経験を生かして、「JA秋田おばこ おいしいお米コンクール」審査員として毎年関わらせていただいています。また、そのコンクールで受賞した選り米「おばこの匠」の販売店としても協力しています。
── 「おいしいお米コンクール」の審査で難しいのはどんなところですか?
通常のコンクールは産地が異なるいろいろな品種のお米を食べ比べますが、「おばこの匠」の場合は、秋田の同地域で、同時期にとれた、同品種のお米を比較しますので、その中で差をつけるのはとても大変です。生産者それぞれに思い入れもあり、自慢の出来のお米に優劣をつけないといけないのが、心苦しい点でもありますね。
── 店頭でのお客さまからの反応は?
山田屋はお米の対面販売にこだわっており、「おばこの匠」の生産者が店頭で販売する機会も作っています。生産者の声を直接聞けることが、お客さまにとってひとつの大きな安心感につながっているようです。生産者の熱意はもちろん、「おばこの匠」には住友商事とJA秋田おばこの熱意も加わっていますので、それもきっとお客さまに届いているのではと思います。
── 米・食味鑑定士でもある秋沢さんからみて、「おばこの匠」の味の印象は?
実は初めて「おばこの匠」を食べた時に、昔食べたおいしいあきたこまちのモチモチしたおいしさがフワ―っと口の中に広がったのです。あきたこまちは、かつておいしいお米としてデビューしたのですが、いつの間にか「コシヒカリより手頃なお米」というポジションになってしまい、残念に感じていました。でも思いをこめて作ればきちんとおいしくできる。そんな当たり前のことを改めて実感しています。





